2020-01-01から1年間の記事一覧

私の生きる意味

生きる意味とは何だろうか。 私は私らしさが分からない。どの色にも染まることができるが、完全に一色に染まることは出来ない。アイデンティティの確立が曖昧であるからその都度、みんなの「らしさ」に溶け込んで生きている。人や環境によって色んな自分を表…

玄人と素人の境界にて

本物の玄人を望むのならば、心の拠り所となる無垢な存在に縋る行為は見苦しい。それはもはや傲慢である。屑というジャンルにカテゴライズすることで逃避することができるがそれは屑ではなく、単なるだらしなさ故の行為である。 馬鹿な私でさえ見抜くことので…

仮想自殺

わたしの心は空っぽである。 私の日記はもう地球のごみになってしまったのだ。もっと痩せてこの世界に存在する私の面積も小さくなってそのまま消えてしまえばいいのに。最近青年期の死について深く考えるようになった。学生運動が減った今の世の中で、思想に…

私は赤いランドセル

大切にしていた日記を捨てた。ポチャンと音を立て真っ黒い底へ呆気なく沈んでいった。これでいい。もう大丈夫。安心だ。これで私の心は守られる。誰にも知られたくないしもう誰にも脅かされたくない。一生懸命息をして存在していたのにこんなにも簡単に壊れ…

子宮

私たちが産声をあげるほんの少し前までは、みんなお母さんの子宮で眠っていました。私もかつては、お母さんの快楽の奥深くで眠っていた時期がありました。それはとても暖かくて心地の良い世界であったでしょう。私の臍の緒は小さな化石のように、とてつもな…

透明の塊

その時、どろっとした透明の塊が落ちました。お風呂場に落ちたそれを私は指で掬ってみると、人間の性を感じました。それは恐ろしくとてつもなく悍ましい存在でした。私に排卵という機能は要らないはずなのにどうして股座から経血が流れるのでしょうか。 もっ…

幸福

耳が聞こえる。目が見える。味わえる。触れられる。 私は幸せだ。こんなにも感じることが出来る私は本当に幸せ者である。それなのに何故こんなにも強欲になってしまうのだろう。自制が分からないから、相手への配慮が存在しなければ何処までも後退してしまう…

綺麗だった少女の死。

まさに今日でした。今日のあの日、少女はどこかに行ってしまいました。 一概に皆とは言えないけれど、少女達は大人の女性になることへの憧れを強く持つでしょう。小さい頃は母がお化粧をする姿に憧れ、私もよく玩具のメイクセットで目の縁を不器用に彩りお姉…

善悪と生命倫理

7限目の倫理の授業にて。前回中国思想の分野で性善説と性悪説を習った。私たち人間の性は善と悪のどちらなのだろう。もし悪であるのならばキリスト教の原罪と同じ思想である。そもそも善悪の基準とは何だろう。余計に分からなくなる。ちなみに私は性善説を信…